FNBさん、最大級に難しいご質問ありがとうございます。 確かに7年は長いですね!文章によると、FNBさんの担当医は矯正専門医ではないようですね。相談した矯正歯科専門医によると、まだ最終段階とは思えないとの事。 大変残念ですが、FNBさんの症状は非常に難しい症例であるか、または現在の担当医には矯正歯科治療の技術が不足しているのかも知れません。
すでに、FNBさんの治療に対する忍耐もキレかかっているようなので、もしFNBさんが「歯列はだいぶ良くなっているのでいっそのこと外したい」と思っているのであれば、担当医に申し出て下さい。その際、あと1年分の治療費の返還もお願いしてみてはどうでしょうか?
また、その後の治療の継続や保定については、意見を聞きに行かれた矯正歯科専門医に相談されてはいかがでしょうか??
保定については、初診時から歯を移動した量と現在の位置に移動されてから、どの程度の期間が経過しているかが関係します。もし、現在の状態が3年以上変化がないようであれば、矯正装置を外してもそれほど大きな変化はないかも知れません。
一方、FNBさんの現在の歯の位置が、矯正装置によって歯周組織のコンデションや舌や口唇から受ける圧力より、かなり無理な位置に移動されているようであれば、現在の装置を外してしまうと、かなり大規模な「後戻り」が起こってしまう可能性があります。
大変申し上げにくいのですが、上記のように初診時から現在までにどのくらい移動したかが解らないと、装置を外した後の変化の予測はとても難しいのです。さらに、どのような原因で初診時の不正咬合が生じていたのかが解らなければ、治療の方法も正しいかどうか解りません。従って、この事は治療期間が長引いた原因や初診時の診断と治療方針が正しかったのかどうかに関係あるかも知れません。
私はFNBさんの状態を拝見できないので、可能性を列挙するしかできませんが、今回相談された矯正歯科専門医であれば、FNBさんの初診時にさかのぼって、新たな診断と治療方法を見つけ出してくれる可能性があります。
私の提案は、ここらで一旦区切りをつけて、再治療に向けて考えてはどうかという内容なので、さらに時間と費用がかかる事を言っているかも知れません。しかし、今すぐでなくても良いので、一旦休憩の後に、前向きに新たな一歩を踏み出す時期かも知れません。
少しでも今後について、参考になれば嬉しいです。
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