ritさん、こんにちは!反対咬合の後戻りの御質問ありがとうございます。 お話から推測すると、下あごが身体の成長によってどんどん過成長となって、後戻りしてしまったようですね!この場合には、骨格自体に問題がありますので、やはり外科手術を行なって上あごを前方移動したり、下あごを後退する必要があります。しかし、舌を突き出す癖などによって、下の前歯が押しだされて後取りしてしまう場合もありますので、矯正歯科医に相談してください。できれば、以前に治療した先生に診てもらう方が良いと思います。 さて、外科手術の痛みや後遺症ですが、下あごやあごの骨自体の形を変えるわけですから、人工的に骨折した状態になりますので、術後は腫れや痛みがあります。腫れは数週間しないと引きませんが、痛みは数日から1週間以内にはなくなりますのでご安心下さい。 後遺症で一番多いのは、知覚が鈍くなることです。下あごの骨の中心部には神経と血管が入ったトンネル状の穴があり、下あごを後退する時にこの血管や神経も折れ曲がったり、圧迫されます。このため、唇や下あごの先端部の感覚が鈍くなる事があります。また、まれに、顎の関節で音がするようになることもあります。 これらリスクの頻度は、手術するドクターによってかなり異なります。 幸い、私が一緒に仕事をしていただいている口腔外科の先生方は、職人肌で芸術的な手術をされますヨ!!上記のような後遺症もかなり稀です。 やはり、腕の良い矯正医には腕の良い、口腔外科医がついていると言って良いでしょう。という事は私も腕が良いと言うことになってしまいますね!!(爆笑)
|