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▼ 装置の目的=ヘッドギアー(ハイプルタイプ)=
▼ 装置の仕組みと使用方法=ヘッドギアー(ハイプルタイプ)=
▼ 注意事項=ヘッドギアー(ハイプルタイプ)=スポーツをするときは・スポーツをする時やケンカになった時には必ずはずしてください。これらの時に装着したままだと、ふいに装置に外力が加わってフェースボーが外れた場合、これが患者さん本人の口の中や目、また相手に当たって怪我をする危険があります。 フェイスボーを外すときは ・フェイスボーを外す際には、左右どちらかの留め具をはずせば、簡単に前方へ引き抜く事ができます。絶対にフェイスボー全体を持って両方の奥歯から左右いっぺんに引き抜き、服を脱ぐ要領で上へ持ち上げて外すのは止めてください。途中でひっかかったりすると、奥歯に差し込む部分のハリガネが目に入って非常に危険です。 時間表 ・時間表をしっかりつけてください。時間表をきちんとつけなかったり、ウソを書くと治療上の支障となります。例えば、ヘッドギアーによる歯や顎の移動が順調に進まない時に、単に装置を充分使用していないだけなのか、装置の力の強さや方向、装置のタイプが適合していないのか解らなくなってしまいます。ある程度の時間、装置を装着しているのに、効果が現れない場合には、装置の力の強さや方向の調節が必要です。しかし、時間表をきちんとつけていないと、どの程度の調整が必要なのか、このままで良いのかわからなくなってしまいます。 思わぬハプニング ・装置を装着している間は家の中でぶら下がっているのもに注意して下さい。例えば、ノレンやレースのカーテン、照明器具のヒモなどです。これらにヘッドギアーのフェースボーのフックの部分がひっかかって思わぬハプニングになる事があります。 ▼ 緊急事態=ヘッドギアー(ハイプルタイプ)=・装着してから奥歯が痛い装着した日から3〜4日、奥歯が痛いことがあります。これは、歯の移動が開始する時の痛みなので異常なものではありません。4〜5日後には装置をつけても全く痛くなくなりますので安心してください。ヘッドギアーの場合は、夜間に多く装着するので、朝食の時に痛い事が多いようです。 ・フェースボーが変形したり、うまくチューブに入らなくなった 自分で修理しようと思わずに必ず修理に行ってください。自分で曲げたりするとさらにひどく変形してしまったり、金属が疲労して折れたり、あとで折れやすくなったりする事があります。 ・奥歯のバンドが浮き上がった感じがしたり、カタカタ動く、奥歯の歯茎が痛いような気がする時 この場合はバンドが歯から外れていたり、バンド自体が割れている事があります。このままヘッドギアーを装着するとさらにひどく壊れてしまう事がありますので、一旦装置の使用を中止してドクターにご連絡ください。 ・上の奥歯をつなでいるパラタルバーが歯茎にあたって痛い 奥歯が後方へ移動していくにつれて、このパラタルバーも移動して行きます。この場合には調節すれば解決しますので、ドクターに連絡してください。 ・舌に跡がついたり、飲み込む時に痛みや違和感がある 前記したパラタルバーは舌の圧力を受けて上の奥歯が伸びだして来るのを防ぐ効果もあります。従って、通常でも舌にこの装置の跡が残ったり、慣れないと痛みや違和感、発音の障害や飲み込みズラいなどの不快感のある場合があります。これらは1週間くらいでほとんど慣れてしまいます。しかし、これらの症状があまりにもひどい場合にはドクターに連絡してください。 |