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▼ 過蓋咬合とは?
噛み合わせが著しく深い状態を過蓋咬合といいます。
正常な噛み合わせでは、上の前歯が下の前歯の三分の一から四分の一を覆っていますが、過蓋咬合の噛み合わせではこれよりも著しく深く覆う噛みあわせになっています。
厚生省の調査では12歳から20歳で噛み合わせの深さが4ミリ以上ある人が約28%いると報告されています。
過蓋咬合は下顎の後退したアングルの二級に多く見られます。
▼ 過蓋咬合の原因
下唇の力で下の前歯が内側に傾斜して噛み合わせが深くなったり、虫歯で奥歯がなくなり噛み合わせが深くなることがあります。
また、歯槽骨(歯を支えている骨)の発育不足や、顎関節の位置が後方に位置していたり、下顎が後退しているケースもあります。
オトガイ筋(あごの先端に「梅干」をつくる筋肉)の作用で下顎が後ろに押されることも過蓋咬合の原因といわれています。
▼ 過蓋咬合がおこると・・・
噛み合わせが著しく深くなると、前歯で食べ物を噛み切れないなどの障害がおこることがあります。
ひどいケースでは下の前歯が上の歯肉に食い込み、前歯で噛み切ろうとすると痛くて噛み切れないなどの障害がおこることもあります。
下の歯が上の歯に隠れて見えない場合は過蓋咬合の疑いがあります。歯医者で検査をしましょう。
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