まみこさん、こんにちは。日本臨床矯正歯科医会札幌大会準備のため、回答が遅くなりごめんなさい。 さて、歯を抜いたスペースがなかなか埋まらなくて、ご心配されているお気持ちは良く解ります。しかし、担当医が矯正歯科専門医であれば、あまりご心配されなくても良いと思います。
治療期間は2年から3年と言われているのではないでしょうか?お嬢さんを拝見していないので、何とも言えませんが、通常の矯正歯科治療の動的治療はこの期間で多くの方は終了します。この期間の中で、治療の段階を大まかに分けると 1.真っ直ぐ並べる 2.犬歯の後方への移動 3.前歯の後退と抜歯スペースの閉鎖 4.仕上げ この4つの段階に大まかに別れます。 まみこさんのお嬢さんの場合は、現在この1が終わって、2のあたりではないでしょうか?加えて、上の前歯をたくさん後退したい場合には、先に下の歯並びをある程度作ってから、上の犬歯を後退し、最後に上の前歯を後退します。 つまり、治療のハイライトは治療開始後1年から1年半以上たってから行います。
従って、治療開始1年であれば、スペースが開いているのは当然ですし、上の前歯の後退はこれからです。現在開いている上の隙間は、将来前歯を後退するたにとても大切な隙間です。
ぜひ、担当医にも同じご質問をされ、まだ疑問なことがありしたら、この掲示板へ書き込みお待ちしております。
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