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開咬の子供の矯正について
2010年6月21日(月)09:27:42相談者:卯月 【北海道】 女性 40歳
7歳の子供が一般歯科で開咬と診断され矯正歯科受診を勧められました。3軒受診したのですが皆治療法が違います。
1、トレーニング(舌癖の為、タンガードも使用)と12歳まで取り外しのできる装置をつける。場合によっては第二期矯正有。
2、トレーニングと現時期からブラケットによる矯正(期間約1年)
3、トレーニングと12歳まで機能性顎矯正装置を使用。場合により第二期矯正有。
トレーニングはどちらでも必要ですがその他の治療法や期間が違いとても悩んでいます。宜しくお願い致します。

Re:開咬の子供の矯正について
2010年7月9日(金)17:52:24回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 卯月さん、初めまして。 回答が遅くなってゴメンなさい。
 さて、開咬の治療方法についてのご質問ありがとうございます。

 卯月さんにすれば、全部、治療の方法が異なっているように見えるかも知れませんが、共通点も探してみてはいかがでしょうか?

 まず、3件ともトレーニングを行うのは共通していると思いますので、卯月さんのお子様の場合は、「舌癖」が開咬の原因になっているようです。
 私も、開咬の子供の場合には、このトレーニングが非常に重要と考えています。この舌のトレーニングだけで、開咬が閉じて来ることもあります。

 異なっている点は

1.タンガードを併用し、永久歯の交換まで「取り外しのできる装置」を使用。
2.部分的にブラケットをつけて約1年の予定で初期治療をする。
3.機能的装置を永久歯の交換まで使用して、永久歯になってから二期治療(本格矯正)を行う。

 3番目の本格矯正については、1.2で触れていないだけで、矯正歯科専門医であれば、永久歯への交換が終了した後に、必ずこの治療が必要かどうか判定することになると思いますので、その他の先生と違っているワケではありません。

 従って、「タンガード」か「部分的なブラケット」か「機能的な装置」かの選択になると思います。

 「タンガード」は舌が歯を押し出さないように機械的に押さえておく装置なので、目的は「舌のトレーニング」と同じです。つまり、1の先生は舌の癖を最重点に初期治療を行うという事でしょう。

 「部分的なブラケット」は、前歯の位置と歯並びを整えることを平行して行うと言うことです。つまり、舌の癖だけでなく、前歯の位置のコントロールも積極的に治療初期から行って行く治療方法です。どちらかと言えば、私はこの2の先生の考え方に近いかも知れません。

 「機能的な装置」ですが、これには様々な種類と理論があり、ここではっきりとどのような種類のものをお使いになるのか解りません。大まかに言えば、どちらかと言うとワンブロックの上下の歯にはめ込むような装置が多く、話しにくく、最初は少し使用するのに抵抗があるかもしれません。しかし、頑張って使用していただければ、アゴ自体の成長をコントロールしたり、自然に上あごの幅を広げたりできる装置もあり、とても有効な場合もあります。

 以上、卯月さんの書き込みに対する解説でしたが、やはり大切なのは「診断」です。
 なぜ、開咬になっており、どの部分が原因になっているのか?

1.あごの大きさと歯の大きさのバランスはどうか?
2.上下の前歯の顔全体に対する位置はどうか?
3.上下のあご自体の位置に問題はないか?
4.悪い癖による歯やあごの位置異常はないか?
5.筋肉のバランスの崩れや強さの異常はないか?
6.あごの関節の異常はないか?
7.永久歯の先天欠如や過剰歯など先天異常はないか?

 この結果によって、装置は選択されるべきでしょう。
 従って、「タンガード」「部分的なブラケット」「機能的な装置」によって、担当医の先生がこの大切な時期に何をしようとしているのかを理解する事が重要です。

 私の場合には、「舌のトレーニング」は勿論、上下のアゴの位置や奥歯の位置をコントロールする「ヘッドギアー」や前歯の位置をコントロールする「部分的なブラケット」も使用しますし、患者のご理解が得られれば「機能的な装置」も使用する事があります。

 結論としては、卯月さんが、現在の症状の原因を取り除くために、何が必要なのかを理解して、一番納得できる矯正歯科医で治療することが重要です。
 一旦治療を開始すると、なかなか担当医を変更するのはエネルギーのいることです。
 治療開始前には、しっかりとした理性の目を持って、担当医の話しをお聞き下さい。 

 勿論、値段の事も気になるとは思いますが、「とりあえず」ではなく「最終的な仕上がり」まで考えて話してくれて、リスクなど患者さんの嫌な事もしっかり教えてれ、すでに仕上がった似たような症例を見せてくれる先生が良いと思います。できれば、その医院のスタッフもその医院で治療されているとベストです!!

 また、解らない事がありましたら、書き込みお待ちしております。

無題
2010年7月24日(土)14:25:44返信者:匿名
丁寧な回答ありがとうございます。
トレーニングが必要なこと以外の相違点などもよくわかりました。
また先生によってアプローチの違いがあることもよくわかりました。

後は自分で判断していくしかないですね、、。
いずれにしても勇気が必要です。
ありがとうございました。



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