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子供の矯正悩みます
2007年6月12日(火)22:54:54相談者:もりもり
6歳の娘です。3歳児検診の時に反対交互を指摘されました。母親の私も小学校6年〜高校1年位の期間で反対交互の矯正をしたので、遺伝だと思います。

友人から、整体で矯正を行う歯医者があると聞き、自由診療の歯医者に足を運びました。歯形とレントゲンを取り、少し話をして25000円かかりました。
自由診療ということで普通よりもかかるのは承知だったのですが、ちょっとびっくりしました。

身体に無理のない矯正をしていきたい
その考えは矯正を経験してきた私も同感なのですが・・・。初回はレントゲンと歯型のみで、
次回またそれを元に今後どうするべきか話すといわれました。

子供本人の意志で矯正ができる
小学校高学年から始めるのが通常のようですが、
高校生位まで経過観察していくとなると
平均して反対交互の矯正費用というのはトータルでどのくらいかかるものなのでしょうか?
(反対交互の矯正方法・期間・費用が知りたいです)

また、6歳の娘が今、反対交互を促進(?)させないためにできることというのはないものなのですか?
姿勢をよくするとか、固い食べ物を食べるとか・・・
小学校高学年になるまでにまだ数年あります。
それまで経過観察となるとそれこそ経過観察費用まで
必要になるのでは? とちょっとびくびくしています。毎回数万円をぽんぽんと出せる経済状況でないので・・・。

それから、今は多くの子供が言われているようですが、あごが小さいので、乳歯がきれいに揃って生えています。つまり、永久歯が生えてくる隙間がなく、
マウスピース(?)などであごを広げていくことを
勧められました。

これは私としては、今、子供は成長していく段階なのだから、あまり必要性を感じないのですが、どのようなものなのでしょうか?


Re:子供の反対咬合の矯正悩みます
2007年6月19日(火)20:27:45回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 もりもりさん、こんにちは!たくさんのご質問ありがとうございます。
 とても熱心に情報を集められているようで、感心しております。
 しかし、情報の量と質は正比例するとは限りません。やはり、情報の量よりも、その中で何が正しくて、何が間違っているのをお母さんが正しく判断して行く事が、お嬢さんが「身体に無理のない矯正」を受けられるかどうかの分かれ目になるでしょう。
 今回お話を聞いた「整体で矯正を行う歯医者」は、もしかしたら大ハズレだったかも!
 やはり、日本矯正歯科学会の認定医である事が最低条件で、できれば日本臨床矯正歯科医会のメンバーである方が良いと思います。

 さて、反対咬合の治療方法ですが、反対咬合の原因によって異なります。反対咬合の原因は大きく分けて二つに分けられます。一つは歯性の反対咬合、もう一つは骨格性の反対咬合です。
 歯性というのは、下の前歯が外側へ傾斜したり、上の前歯が内側へ傾斜したりしたために反対咬合になってしまったもので、治療は上の歯を外側へ押し出したり、下の歯を内側へ引っ込めたりすると治ります。
 また、骨格性というのは、上あご自体が内側へ引っ込んだり、下あご自体が出過ぎの場合で、治療はあごの位置自体を治療する必要があります。このタイプの特徴は下の歯が最初から内側に傾斜していたり、上の歯が外側へ傾斜しています。これは、歯性のものとくらべると、まるっきり反対側に傾斜しているのがわかります。

 さて、このような反対咬合の原因論とは別に、子供の場合には身長が伸びて行くのと同様に、あごの成長について考えておかなければなりません。この時重要なことは、上あごと下あごでは成長のパターンが異なるということです。
 上あごは脳頭骸(脳が入っている部分)とくっついていますので、脳の大きさの成長に影響を受けます。また、下あごはこの脳頭骸とは関節で接触しているだけで、脳の成長にはほとんど影響を受けません。
 脳の大きさは小学校3年生で99%出来上がってしまいます。一方、身長の成長は女の子で小学校5年生と6年生で一年間に10cm近く伸びる「思春期性のスパート」の時期があります。
 つまり、上あごは脳の成長の影響を受けやすく、小学校3年生以降はあまり大きくならないのに、下あごは手足の骨と一緒の種類なので、小学校5年生から6年生でグンと大きくなるということです。このあごの成長の時間差が、反対咬合を小学校高学年まで放置すると、どんどん悪化するという事になります。
 これは、骨格的な原因で反対になっている方はさらにひどくなって行く事は勿論、歯性の原因で反対咬合になっている場合も骨格性の要因が増加するという事です。
 従って、この思春期性の成長のスパートに前に上下の前歯の咬み合わせを、できるだけ反対咬合の原因を除去するような方法で治療しておく事が必要です。この<これ以上悪くしない治療>を「抑制矯正治療」といい、小学校2、3年生から行なうのが一般的です。

 以上、我々専門医の反対咬合に対する治療についての意見です。
 もりもりさんのお嬢さんは、まだ6歳ですから治療開始には十分な時間があります。
 無責任な飛語流言に惑わされずに、御自分にあった矯正歯科医を御探し下さい。
 根気よく探せば、気のあう先生がきっとみつかりますよ!医院選びのコツは以前にも書いてありますので、ご参照下さい。 


Re:子供の矯正悩みます
2007年6月22日(金)20:32:48返信者:もりもり
小笠原先生、
大変お忙しい中お返事ありがとうございました。
大はずれ・・・・やっぱりそうですかぁ。
乗りかかった船、しっかり話だけは聞いてきます。
小笠原先生からしっかりお話をしていただいたので
私もなされるがままにならずにすみそうです。
ありがとうございます。
まだ時間はありますから、気長にじっくり検討していきます。

そこで、前回撮ったレントゲンや歯型は
どのように言えば、すんなり私の手元に返ってくるのでしょうか? 娘に何度もレントゲンや歯型をとらせるのは苦痛なので、できれば一度とったもので先生お勧めの日本矯正歯科学会の認定医、日本臨床矯正歯科医会のメンバーである歯医者さんにも行ってみたいと思います。



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