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2007年1月23日(火)22:30:26
相談者:頭が痛い
はじめまして。1ヵ月程前に左下7番の歯を抜きました。そして8番の親知らずを7番に移動する為4番と5番で6番を引っ張る形で矯正装置が付けられました。現在のところゴムのみですが。また歯の後ろ側に全体を固定するためのワイヤが取り付けられました。この固定されたワイヤーのせいと考えますが右2番が後ろへづれて気持ち右345番がいづれも斜めになってしまった気がします。歯並びに関しては何の不都合もよい方だと自負しておりましたが左の奥の部分矯正でこのような状態(右2番が後ろにづれる)になることは致し方ないことなのでしょうか。はたまた部分矯正の過程では致し方ないことで本来の部分矯正終了後元に戻す?戻るものなのでしょうか。先生の貴重なアドバイスをお願いいたします。
返信(相談者)
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回答(担当歯科医)
回答
Re:部分矯正について
2007年1月25日(木)20:05:53
回答者:
小笠原 潤治
(
ウイズ矯正歯科
)
「頭が痛いさん」はじめまして。
部分矯正のご質問ありがとうございます。
「8番の親知らずを7番に移動する為4番と5番で6番を引っ張る形で矯正装置」とありますが、「8番の親知らずを7番に移動する為4番と5番、6番で<8番>を引っ張る形で矯正装置」の間違いではないでしょうか??
また、「歯の後ろ側に全体を固定するためのワイヤが取り付けられました。」というのは、左下の4、5、6、8番に歯の外側へブラケットとワイヤーを取り付け、内側には歯の裏側に沿ったワイヤー(リンガルアーチ?)が着けられていると言うことでしょうか??
また、歯の移動されている先生は矯正歯科医ですか?または、一般歯科の先生でしょうか??また、担当医からは、どのように説明を受けていらっしゃいますか??
質問ばかりで、ごめんなさい。
お答えする前にもう少しお教え下さい。
また、過去の投稿でこのページの一つ前のページに同じような「奥歯の部分矯正について」というご質問がありますので、一度ご参照下さい。
お返事、お待ちしております。
Re:部分矯正について
2007年1月25日(木)21:33:30
返信者:
頭が痛い
早速のご返事ありがとうございます。また誤解を生む記述で申しわけありませんでした。現象に気づき少々パニックになっていたところもありまして。
先生の疑問その1ですがおっしゃるとおりの『8番を引っ張る形での矯正装置』です。そして内側には歯の裏側に沿ったワイヤーが着けられています。と言うべきだったと考えます。なおリンガルアーチの意味を調べましたが私のはただのワイヤーと思います。
つけられた時点で確か矯正の先生が固定のためと言われた記憶があります。
3番目のご質問には7番の抜歯の先生ではなく矯正の歯科医に担当して頂いています。
この先生からは8番がもう少し前に出てこないとワイヤーは無理なのでゴムをつけますとの説明を受け着けました。ただ一週間後ゴムが外れたためその時の処置は8番に輪をかけてそこからゴムで引っ張っる形をとったことです。先生からは3週間後に来てくださいとの説明のみ指示され一昨日最初の質問の状況に気づいた次第です。以上よろしくお願いいたします。
回答
Re:部分矯正について
2007年1月26日(金)12:21:21
回答者:
小笠原 潤治
(
ウイズ矯正歯科
)
「頭が痛い」さん、詳しいご説明ありがとうございます。
高校生の時に「作用、反作用の法則」というのを習ったと思いますが、もう一度思い出して下さい。
8番と4から6番を引っ張りっこすると、8番も移動しますが、かならず4から6番も移動してしまいます。これが「作用、反作用の法則」の法則です。どの歯がどの程度移動するかは、様々な要因が関連してきますので、一概には言う事はできませんが、「8番だけ動く」という事は、今風に言えば「あり得ない」ことです。
従って、「右2番が後ろにづれることは致し方ないこと」です。
「本来の部分矯正終了後元に戻す?」ことは、ある程度できますが、完全に元に戻す事はできません。
従って「部分矯正」というのは、移動される歯が少なく、部分的な装置で歯の移動を行ないますが、その影響は歯並びや咬み合わせ全体に影響すると考えください。「その部分だけ」の矯正治療というのは、厳密に言うと不可能です。できるだけ、目標とする歯や咬み合わせに影響を少なくする方法を考えますが、ゼロにする事はできません。
このように、目的とする歯は8番1本だけの移動でも、全体に対する影響も十分考慮しなければなりませんので、部分矯正でもやはり矯正歯科医の資格を持つものが行なうべきと私は考えます。
幸い、「頭が痛い」さんは、矯正歯科医が歯の移動を行なっているようなので、少し安心しております。私の場合は、たとえ1本の移動であっても、部分矯正で移動する歯ではない歯に悪い影響がある場合には、全体に装置を装着して、全体を再排列することをご了解いただいてから、部分矯正を開始します。
いずれにしろ、まだ歯の移動が始まったばかりのようですから、びっくりされる事も多いと思います。しかし、失った7番の部分に8番というスペアの歯を出してきて、機能させるという事自体は、患者さんにとって大きな意味のある治療です。従って、現在の状態に多少の変化があっても、8番で7番の代用とする治療はメリットが大きいとお考え下さい。
目的と方法は間違っていないわけですから、あとはどうやって悪い副作用を最低限に押さえ込むかという問題になります。このため、私の場合には最初から下の歯全体に装置を装着してしまう事が多いです。患者さんにすれば、たった1本の事なのに大げさなとお考えになる方も多いと思いますが、それがベストの選択枝と判断した場合には躊躇しない方が良い結果が出ると考えています。
ご質問のお答えになったでしょうか?
そういう気持ちを押さえて、部分的な装置でトライしている担当医の努力も汲んでいただけると嬉しいです。
部分矯正について
2007年1月26日(金)20:37:16
返信者:
頭が痛い
明快な回答を頂きありがとうございます。先生の言われることは素人ながら十分納得できる説明で大変助かりました。今度医院に出向く際に先生のアドバイスを
理解したうえで説明(方針)を求め、前向きに治療を継続したいと思います。ありがとうございました。
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