みいみいさん、こんにちは。その後、歯や歯ぐきの痛みはいかがでしょうか? 歯の移動中は、どうしても歯に接触痛が生じます。さらに、この移動中、歯に装着した装置を一旦外して再装着する作業は、患者さんに大きな痛みを与えてしまうことは、本当に心苦しい限りです。 みいみいさんも、かなり驚かれて、大変な痛みを味あわれたようで、ゴメンなさい。
さて、パチンパチンとペンチのようなもので装置をハズされたのがショックだったようですね。 ブラケットを歯から外す際には、基本的にはブラケットのウイング(ブラケットと歯を移動するワイヤーを止める翼)の下にプライヤーの刃を歯面との間に差し込んで、握ることで物理的な力で接着剤を破壊して、ブラケットを歯からハズします。
従って、みいみいさんの担当医の外し方は一般的なものと思います。ただ、ハズす前に前記したハズす方法の解説と痛みが伴うこと、しかし、歯自体に傷がついたり割れたりする事がない事をお話しするべこだったと思います。ただ、どんなに気をつけて外しても、やはり痛いです。 私の場合は痛いことをする時には、最初に謝ってから行います。さらに、接着剤は治療途中でハズれるリスクはあるものの、柔らかいものを使用しています。さらに、痛い事は素早くやってしまうのも患者さんの苦痛を少なくする一つの方法です。
歯茎も傷ついたようですが、少し言いワケをさせて下さい。 治療途中でブラケットをつけ換える必要がる歯は、最初から位置のズレが大きく、最初にブラケットを装着する時に正しいポジションに装着することができない場合がほとんどです。このため、一旦、多少ポジションが違っていてもできる範囲でブラケットを装着して、正しいポジションに装着できる位置まで移動してから、着け治す必要のある歯があります。
この際、正しい位置についていないブラケットを撤去する時に、ブラケットが歯茎に接触していたりすると、どんなに気を配っても歯茎にもダメージを与えてしまうことがあります。 これらの痛みと歯茎の出血は、事前にわかってはいても、ある程度患者さんの了解が得られたら、 もたもたせずに短時間で終わらせるのが、患者さんの苦痛をできるだけ少なくする事になります。
みいみいさんも、大変な思いをされたとここ思いますが、上記をご理解いただき、担当医をあまり悪く思わないで下さい。痛みは一過性のもので、必ず良くなりますのでご安心下さい。 また、解らない事がありましたら書き込みお待ちしています。
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