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第二大臼歯の傾き
2007年10月31日(水)17:17:07相談者:ゆみ 【兵庫県】 女性 45歳
子供のことで相談させてください。
小学校6年生頃から矯正を始めて現在中学3年生です。ほとんどの歯がきれいに並び、第二大臼歯が生えてくるのを待っていましたが、右下の第二大臼歯だけが少しだけ見えた状態でなかなか生えてきませんでした。
最近になって、先生から手前の奥歯と親不知に挟まれて内側に倒れた状態(真横に生えている)で生えてこれないようだと言われました。そして、この歯をを起こすのは大変なのでこのまま矯正を終了することを勧められています。
大変な理由は@ほとんどの歯が綺麗に並んでいるのにこの歯を起こすためにまたやり直すことになる。A歯を起こして、他の歯をもう一度揃えるのにもう1〜2年かかる。Bこの歯を起こすためには親不知を抜いて、歯茎を切開しなくてはならない。C必ず綺麗にこの歯が起きるという保証が無い。という様なことです。
このようなケースは良くあることなのでしょうか?
そして歯を起こせない場合もあるのでしょうか?
もしもこのまま終了した場合、将来的にどういったことが考えられるでしょうか。(再矯正・抜歯など)
どうかアドバイスをお願い致します。

Re:第二大臼歯の内側へ倒れた埋伏
2007年11月3日(土)18:56:53回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科編集
 ゆみさん、こんにちは!これは難しい判断ですね!
 歯を抜かないで治療した場合に、このようなケースが多いようです。
 また、矯正治療を受けていないケースでも、下の第二大臼歯の位置異常の症例は少なくありません。

 これは、第二大臼歯が下の後方部で最後に出てくる歯であり、下あごの最後部ぎりぎりにあるために、最後のスペース不足の影響を直接かぶってしまうためです。この最後方部のスペースは下あごの成長によって、12歳から16歳までに3mmから5mmも大きくなると報告されています。しかし、今回の場合はこの成長では足りなかったようです。

 確かに、担当医の先生がおっしゃる通り、これから、この歯を起こすのは大変です。
 しかし、患者さんに「ホントにこのままでいいんですか?」と言われると自信ないですね!

 私の場合は、上記の4点のリスクを患者さんが覚悟してもらえるなら、ぜひ治療させて欲しいです!また、裏技ですが、この倒れた第二大臼歯を抜歯して、その後ろの「親しらず」をこの第二大臼歯の位置に萌出させて来るという選択肢もあります。
 ゆみさんの、何か釈然としないお気持ちは解りますが、現在の症状に関しては受け入れて下さい。また、今後の治療に関しては、担当医と良く相談されて、ぜひ前向きにご検討下さい。
 また、解らない事があれば、書き込みお待ちしております。



Re:第二大臼歯の傾き
2007年11月4日(日)00:57:13返信者:ゆみ
お忙しい中お返事を頂きありがとうございました。
実は一度は治療をお願いしますと先生にお願いしましたが、再度大変であることを説明され、もう一度良く考えてくださいと言われたのです。
それでもう一度質問させてください。
親知らずを利用する場合ですが、その時期は親知らずの歯根がある程度できてからということでしょうか。つまり、一旦矯正を終了して様子を見て再矯正という事でしょうか。その際、右上の第二大臼歯が伸びてしまうということは無いのでしょうか。
手前の第二大臼歯の抜歯の時期はいつでしょうか。
親知らずは、レントゲンではまだ歯根はできていないようですが、歯冠の大きさは第二大臼歯と同じくらいあります。そして第二大臼歯の上に乗る様に斜め前方に向かって生えようとしています。そのような位置でも第二大臼歯の場所まで移動できるものなのでしょうか。
できることなら先生のところで一度見ていただきたいですが、遠方でそういう訳にもいきません。
質問ばかりで申し訳ありません。
アドバイスよろしくお願いいたします。

Re:第二大臼歯の埋伏について
2007年11月4日(日)17:08:36回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科編集
 さっそくの書き込みありがとうございます。ご質問にお答えします。

>親知らずを利用する場合ですが、その時期は親知らずの歯根がある程度できてからということでしょうか。つまり、一旦矯正を終了して様子を見て再矯正という事でしょうか。その際、右上の第二大臼歯が伸びてしまうということは無いのでしょうか。

 親知らずの根や歯胚を傷つけないようにして、安全に抜歯できる状態であれば、第二大臼歯の抜歯はすぐに行なっても、かまいません。第二大臼歯の抜歯により、親知らずにもダメージがあるようでしたら、しばらく待ってから行なうか、第二大臼歯を残して親知らずを抜歯する事を選択した方が良いでしょう。従って、第二大臼歯か親知らずの条件の良い方を選択する事になります。
 早期に第二大臼歯を抜歯できる場合には、親知らずの根ができてうまく起き上がって来るかどうかしばらく(多分数年間)観察します。親知らずを抜歯して、第二大臼歯を起こす場合には、親不知の抜歯と同時に第二大臼歯にもブラケットなどを装着して、牽引を開始します。
 親知ずの根ができ、起き上がってくるのを待っている間に、上の第二大臼歯が伸び出して来るようであれば、伸び出さないような装置を作る事ができますので、ご安心下さい。


>親知らずは、レントゲンではまだ歯根はできていないようですが、歯冠の大きさは第二大臼歯と同じくらいあります。そして第二大臼歯の上に乗る様に斜め前方に向かって生えようとしています。そのような位置でも第二大臼歯の場所まで移動できるものなのでしょうか。

 親知らずは、意外に生命力が強く、私の経験では最初はかなり前方に傾斜していても、スペースがあれば、次第に起きて正常な位置に萌出しようとするようです。第二大臼歯を抜歯したあと、直ぐに移動を始める必要はないわけです。親知らずの根の完成を待っている間にだいたい良い位置に寄ってきますので、最後の仕上げだけ行なえば良かった症例の方が多いです。

 以上をふまえて、担当医の先生ともう一度、ご相談下さい。



Re:第二大臼歯の傾き
2007年11月28日(水)08:43:29返信者:匿名
>いつも色々と相談にのっていただきありがとうございます。
先日担当の先生にやはりこの歯を起こしてくださいませんかとお願いしたところ「起きないかもしれないが、親知らずは使えるかもしれないので抜かないで、奥歯の歯茎を切開して起こしてみましょう。」と言われました。
第二大臼歯は真横を向き埋没し、歯の横の部分が少し出ており、すでに根は完成された状態です。親知らずは根がまだできておらず、斜め前方に傾き第二大臼歯に当たっている感じです。このような場合歯を起こすのはやはり難しい事なのでしょうか?起きない場合はすぐにわかるのでしょうか。このようなケースでは装置はどのようなものが付くのでしょうか。親知らずの根の成長を見る間、矯正装置はつけたまま様子を見るのでしょうか。
質問ばかりで申し訳ありませんが、アドバイスよろしくお願い致します。



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