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治療方法について
2006年7月22日(土)16:07:46相談者:きょんママ
9歳半の娘の歯が気になり、先日初診相談に行きその後精密検査も受けてきました。矯正専門の医院でなるべく抜歯しない矯正をうたっている医院でした。現在の歯の状態は、上顎は全て永久歯ですが、犬歯はまだ生えておらず、犬歯の生える隙間は全くない状態で、下顎は4番5番が乳歯で犬歯の乳歯は抜け落ちていますが、やはり犬歯の生える隙間はまったくないです。精密検査の結果、顎を広げる装置をつけても犬歯が並びきる隙間は出来ない、顎の奥行きもないので奥にずらすのも無理がある、との事。
結果、永久歯が全て生えそろってから抜歯しての矯正か、一番良いのは、今すぐ上の4番の歯を抜いておいてその場所に犬歯が下りてくるようにする、下は永久歯が出たら同じように抜くとの事。抜いたままだと奥歯が前にずれて来てしまうのではと質問しましたが、大丈夫とのことで、抜歯だけして様子を見るということになったのですが。
9歳半で永久歯の抜歯を決断してしまうのはどうなのかと不安になりました。一般的によくある治療方法なのでしょうか?全部永久歯が揃って犬歯が突き出してから抜歯して治療するより、ブラケットを付けている期間も短くて済むし、抜歯も根が深くなる前のほうが本人の負担も少ないとの事でした。治療方法はこれが一番最善なものなのでしょうか?他に方法として考えられることはありますでしょうか?
他にもう1件の医院でも同じようなことを言われましたが、そこでは、抜歯したあと奥歯が前に来ないようにする装置だけ付けておくと言っていました。
ご意見を伺えればと思っています。宜しくお願いいたします。

Re:連続抜去法について
2006年7月23日(日)15:00:09回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科編集
 きょんママさん、こんにちは。今回、すすめられた治療方法は、矯正の教科書にものっている「連続抜去」という方法です。「9歳で出て来たばかりの永久歯を抜いちゃって本当にイイの?」というお気持ちは本当に良くわかりますが、きょんママさんのお嬢さんは、この「連続抜去」の様々な適応症にぴったりなのではないでしょうか??
 見ていただいた矯正の先生がおっしゃっている事は、その通りです。
 しかし、この方法は様々な条件を満たした方だけが、適用できる方法なので、あまり一般的とは言えません。第一に、患者さんを説得するのが非常に難しいのです。
 このため、私の場合は「連続抜去法」はほとんど行いません。
 全ての永久歯への交換が終了するのを待って、八重歯にしてから小臼歯を抜歯して治療を行っています。これが一番、患者さんに安心して治療を受けてもらえるからです。

 きょんママさんも、今らかどうしても「連続抜去法」を行わないと治療できなくなるというわけではないので、ドキドキしながら生えてきたばかりの歯を抜かなくても、八重歯になってから、後で抜歯して治療したいと先生へ言ってみて下さい。それはそれで、簡単に「ではそうしましょう」と言っていただけるはずですよ。


Re:治療方法について
2006年7月25日(火)17:34:42返信者:きょんママ
ご回答ありがとうございました。こちらに相談したあと色々考えて、そんなにあせらなくてもいいんではと思っていたところでした。非抜歯・拡大装置という頭があったので今すぐ何かしなければいけないと思いこんでいたのかもしれません。
実は、私本人も矯正を考えて子供といっしょに検査を受けました。そこでまたご質問なのですが、矯正の手順としてセパレーション、バンドの装着というのが一般的(ネットで調べて)のようですが、その工程がなく抜歯の次にブラケット装着というのはありえることなのでしょうか?
バンドなしという方法もあるのでしょうか?
度々すみません。宜しくお願いします。
ちなみに私も八重歯です。

Re:治療方法について
2006年7月28日(金)18:26:26回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科編集
 セパレーションというのは日本語で書くと「歯間分離」と言って、歯と歯の接触している部分を少し広げる事を言います。これは、バンドという薄いリング状の金属を臼歯に被せる時に、歯と歯の隙間が全くないと、このバンドが非常に入りずらかったり、きちんと正常なポジションにセットできない事があるからです。このバンドにワイヤーを通すチューブなどを溶接してマルチブラケット治療を行います。
 しかし、最近は接着剤が非常に高性能化して、歯にブラケットを接着する要領で、臼歯に直接チューブを接着される先生がいらっしゃいます。この方法では、バンドを装着する必要がありませんので「セパレートとバンド装着」は省略できます。
 臼歯にバンドを使用する理由は頑丈であることと、装置を撤去するのが容易である事です。また、バンドを接着するためにセメントという材料を使用しますが、このセメントでしっかりと接着されている間は虫歯の危険はほとんどありませんが、数年かけてセメントが溶け出してしまうと歯の表面が虫歯になりやすくなります。
 直接、歯にチューブを接着する方法ではこのような欠点がありませんが、臼歯の咬む力(数十キロ)がこのチューブに加わると外れやすい事があります。

 私の場合はバンド派ですが、最近は直接接着派も増えてきています。
 きょんママさんも、矯正治療を始めるのですね!きっと娘さんより早く治療が進む事になると思うので、娘さんの良い手本になるように頑張らなくてはならないので大変かも!!しかし、娘さんにすると、お母さんが先にいろいろやって見せてくれるので、とても安心して治療が受けられると思います。親子で矯正すると「戦友」みたいな、少し変わった仲間みたいな感じになるので、我々が見ていても楽しそうで良い感じです!あまり頑張り過ぎないように、親子で楽しく治療して下さいネ〜!





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