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反対咬合の相談
2006年7月20日(木)16:58:55相談者:受け口
8歳の息子が反対咬合の為、小児歯科で矯正中です。今、上あごにクワドへリックスと上前歯2本にブラケットを接着し針金を通してあります。矯正を始めてから、扁桃腺・顎下腺の腫れ、針金との接触部の口内の化膿とトラブル続きです。家では口の中を清潔に保つ様、歯科医の指導通り朝・晩の仕上げみがき等できる限りの事はしていますが、歯科医からは手抜き!の一点張りで、まともなやり取りができません。矯正をして5ヶ月になりますが、矯正の効果は順調に思えるのですが・・
1.矯正歯科として看板をだしてないので不安です。
2.体質的に口内トラブルが多い子なのでしようか?
3.途中でやめてしまった場合は元にもどってしまう?4.舌の癖を治す為、とりはずしのきく歯のついてない入れ歯の様な装置を下あご内部に装着するようにいわれてますが、トラブル続きだった為、歯科医に内緒でつけてません。今後の事を考えると、舌の癖を治す事は重要ですか?      教えて下さい! 

Re:小児歯科での反対咬合の治療
2006年7月23日(日)14:50:24回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科編集
 「受け口」さん、こんにちは!小児歯科での矯正治療のご質問ありがとうございます。
 さて、何からお答えしましょうか?
 
 最初に我々が矯正歯科医が、どのようなトレーニングを受けているかをお教えします。
 まず、歯学部で6年間勉強して春の国家試験に合格し、晴れて歯科医師のヒヨコとして世間の風に当ることになります。この時、ほとんどのヒヨコは大学病院の矯正歯科に席を置く事になります。通常、医局と呼ばれるタコ部屋みたいな所には、怖ーい先輩と恐ろしい教授、何でも相談にのってくれる助教授、頼れる講師の先生がおり、最初の半年くらいは、矯正のイロハを特訓プログラムで叩き込まれます。大学の矯正の医局では、研究、学生教育、矯正臨床の3つのお仕事があり、それぞれのポジションでどの仕事に重点を置くかが決まってきます。この中で矯正臨床と言うのが、患者さんの治療をするトレーニングで、少なくでも5年間はみっちりとシゴかれます。この5年間終了し、矯正臨床の研究論文があり、すべて一人で治療した症例を認定委員会へ提出して、試験を通ると日本矯正歯科学会の認定医の資格をもらう事ができます。
 さらに、大学で数年間の臨床、教育経験があり、一定以上の数の論文を発表すると、「指導医」の資格を取る事ができます。
 しかし、我々のように、大学で研究者兼教育者としての道ではなく、患者さんの治療を専門にする町医者を目指した者には、その技術力を証明するものとして、「専門医制度」が今年から始まりました。この申請には、最近の学会への臨床的発表があることと、10の様々な特徴のある課題症例について、動的治療完了後2年以上経過するまで管理し、この申請に対する患者さんの同意書を添えて申請しなければなりません。この10の症例はレントゲンや模型などの資料を完璧にそろえておく必要があります。「専門医」について文字で書くと「ふーん」と思うかも知れませんが、これは簡単なことではありません。
 今年、この制度に申請する事ができたのは全国で240名程度という事です。この中で、何名が実際の「専門医」を取得できるかは、まだ解りませんが、少なくても「認定医」が横滑りして、皆が「専門医」となれるような「なあなあ」の制度ではない事は確かです。
 このように、我々矯正歯科医は卒業後、認定医、専門医という関門を設けられており、これらの資格も数年ごとの更新制となっていますので、一度取得したからと言って「のほほーん」とはしていられません!(笑)
 私は歯学部を卒業してから8年間医局生活を送り「認定医」を取得し、開業15年目で「専門医」の申請をしています。「矯正歯科医」という看板はそれほど軽いものではない事をご理解いただければ嬉しいです。
 しかし、残念なことに現行の制度では「矯正歯科」という標榜は、歯科医師の免許を取得したと同時に可能になってしまうのです。専門のトレーニングを受けているかどうかは、診療科目の標榜には関係ありません。このため、「一般 小児 矯正」と標榜されている先生のなんと多いことか!!
 小児歯科の先生の中にも、姫路市の嘉ノ海先生のように、小児歯科と矯正歯科の両方のトレーにニグを受けられ、私も非常に尊敬する矯正歯科医もおります。
 「受け口」さんの担当医は矯正歯科のトレーニングはどこでどの程度受けられて矯正治療をされているのでしょうか??ぜひ、おたずね下さい。

 質問1の解答がとても長くなってしまって、ごめんなさい。
 さて、お口の中のトラブルについてですが、確かに治療開始後数ヶ月は慣れていないせいもあり多いですね!しかし「受け口」さんのおっしゃる通り、すべて患者さんの努力が不足していると言うのも、いかがなものでしょうね!!

 また、質問の3つ目ですが、今止めてしまうのは得策ではりませんが、やはり矯正歯科で検査と診断を行って、改めて「きしり直し」をする良いチャンスではなでしょうか?
 特に、舌の癖は重要だと私は思います。歯はピーナッツやリンゴを咬む時には数十キロ単位の大きな力を受けても簡単に移動したりしませんが、最近の研究によれば25gの力で歯は移動するということです。舌や唇で前歯を押す力は毎回数グラムですから、この唇や舌の力が歯の位置を決定しているという事を想像できると思います。
 気持ちも新たに、矯正歯科で矯正治療を受けることも、ぜひご検討下さい。 



Re:反対咬合の相談
2006年7月24日(月)10:28:20返信者:匿名
ご丁寧な回答ありがとうございました。矯正歯科で新たに矯正をやりなおす場合、今かかってる歯医者に払った前金は戻らないですよね?その上、矯正の途中であろうがなかろうが費用にしても、検査・治療にしてもまったく一からやりなおしという事ですよね?今、息子が装着してる装置の内容は、専門家からみておかしいですか?もう一度回答お願いできませんか?

Re:反対咬合の相談
2006年7月24日(月)19:51:23回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科編集
 矯正歯科で治療を開始する場合にすでに払った前金を戻すか戻さないかは、現在治療されている小児歯科の先生のお考え次第です。「矯正治療は矯正専門医で受けたいので返金して下さい」と御願いしてみてはいかがですか? しかし、すでに複数の装置を作成して装着しているので、返金は難しいとお考え下さい。料理を注文して、出てきた料理を食べてしばらくしてから、やっぱり店を間違えたようなのでお金を返して下さいと言っているのと同じですからね。

 我々矯正歯科に受診された場合には、もちろん相談、検査、診断、治療という手順を踏みます。これは、科学的に根拠のある検査に基づいた診断とこれに沿った長期的な治療計画を立案するためです。たとえ、同じタイプの装置を装着するにしろ、その意味はかなり異なっているとご理解下さい。受け口さんが、現在の治療に疑問を持たれているようなので、「一らやり直し」した方が良い事を、長々とアドバイスしたつもりです。

 現在、お子様が装着している装置が正しいかどうかは、検査と診断を行わなければ解りません。診断が「上の顎の幅が狭く、上の前歯が内側へ傾斜し、さらに舌の癖が反対咬合の原因になっている」のであれば、現在の装置は正しいです。
 この診断の材料は全て「初診時の状態」が非常に重要です。この初診時の状態が全く解らなくなる前に矯正歯科を受診された方が良いと思います。


全力全開
2011年9月24日(土)03:44:35返信者:moon
それらはとめることのできないものだ!(*・ω・)★ ttp:\/nn7.biz/oppai/top.html



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