はなさん、こんにちは!矯正治療後の後戻りについてのご質問ありがとうございます。 結論から言うと矯正治療は狭い意味では「一生ものではありません」。年月がたてば、矯正治療をしてないない方でも少しずつ咬み合わせや歯の位置は変化して行きます。20年もたてば、その変化は「矯正治療の後戻り」というよりは、加齢変化と言うべきかもしれませんネ。 新しい家にしろ、新車にしろ、永久に変化しないものなどありません。 我々、矯正歯科医は20年の間に、たとえ多少歯が傾いても最初の状態と比較して、どこで落ち着いてくれるのか、祈るような気持ちで拝見しています。 このため、当院では保定終了後にも、できるだけ年に一回程度の検診をオススメしています。 もし、現在の状態が気になるのであれば、積極的に再治療した方が早く良くなります。 私の患者さんでも、治療後十数年で「歯並びが悪くなった」と言って来院する患者さんがおります。ほとんどの場合、治療を終了した最も良い時期と比較して「悪くなった」とおっしゃいます。しかし、本当の矯正治療の価値は、矯正治療を開始した時と現在を比較して評価されるべきものと考えています。我々から言わせれば「この程度のズレで収まって良かった」と言う場合の方が圧倒的に多いです。すこしくらいデコボコになった歯並びの修正自体はそれほど難しいものではありませんし、時間もたいしてかかりません! 最近、私も少し気になったら、すぐに(再治療を)やっちゃってます!!十数年に一度は屋根のペンキも塗り替えなければならないのと同じとお考え下さい。 悩んでいても、何も変わりませんので、ぜひ最初に治療した先生か、お近くの矯正歯科医にぜひご相談下さい。再治療の費用については、その先生によって様々な考え方があります。料金もまちまちですので、担当医におたずね下さい。
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