子供の矯正について |
2006年9月19日(火)14:32:35相談者:さくさく |
8歳の息子が8月末から矯正をはじめました。 歯列育矯正という矯正で、学校と食事以外の時間をプレートを上下入れて矯正しはじめました。 12歳くらいで、針金の固定の矯正を1年くらい?するようです。
息子は上の前歯の2番が奥にひっこんで、1番と重なっています。3番(乳歯)も重なっています。 2番が下の歯とかみ合うので、受け口の人のような食べ方で奥歯がかみ合ってないようです。
矯正についてはネットで調べたつもりだったのですが、今になってこの矯正歯科で良かったのか不安なのです。
1軒目はかかりつけの歯科医の紹介で行きました。 矯正歯科専門で、方法は今と同じような感じでした。 矯正専門なので、虫歯予防治療は歯科へ行かなくては いけませんでした。日本臨床矯正歯科医会認定医です。
2軒目の歯科に決めたのですが、1軒目と方法は同じような感じだったのですが、ここの魅力は虫歯予防も治療もすべて含めてみてくれる点でした。 まっすぐ並んだ歯と虫歯の跡のない歯を目標にしているので予防にも熱心なようでした。 費用もトータルフィーで、全てが終わるまで虫歯予防なども含めてコミコミです。
先生の印象は、2軒目の方が若いからか?話がしやすかったです。 それもあって2軒目でスタートしたのですが、この歯科は数人の先生がいます。担当になった先生がずっと診てくれるのですが、認定医ではないみたいなんです。どの先生も認定医ではないみたいです。
それに院長もアメリカの認定は受けてるけど、日本臨床矯正歯科医会の認定医ではないみたいなんです。 HPに書いてある情報だけですが。
HPを見る限り、とても自信を持って矯正に取り組んでるみたいですが、若い先生(30歳)が腕を磨く場であるような気がしてなりません。
たとえ腕を磨く場であっても息子の矯正がうまく終わればいいんですが、矯正にもいろいろ失敗例もあるようで不安になってきました。
*認定医か否かは、どういった点で困ったことが起きる のでしょうか。
*始まったまったばかりですし、ここでお任せするしか ないのだと思ってますが、この不安を消すには担当 医に何か話して解決した方がいいでしょうか。 いい言葉もみつからず、こちらで相談させていただ きました。
ちなみにこの歯科は、一般歯科、小児歯科、矯正歯科 インプラントと手広くされていて、いつも患者さんいっぱいです。(矯正で来られてるのかはわかりません)
よろしくお願いします。
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日本矯正歯科学会の認定医であるか否か?? |
2006年9月24日(日)15:01:31回答者:小笠原 潤治
(ウイズ矯正歯科) |
さくさくさん、初めまして。「認定医」であるか否かで??のご質問ありがとうございます。少し考え込んでしまいました。
最近、「さくさく」さんの街にも、歯医者や矯正歯科がとても増えたとは感じないでしょうか?そして、どの歯医者も「小児」「矯正」「一般」「口腔外科」のうち、いくつかの診療科目を標榜(行う事ができる診療科目として看板に掲示する)しています。
歯科ばかりではなく、医科でも私が子供の頃には内科、外科、耳鼻科に産婦人科、小児科、精神科くらいのものでしたが、最近は外科と言っても整形外科や形成外科、心臓外科に脳外科、皮膚科、胃腸科、さらに診療内科、リハビリテーション科などと医療の専門化が非常に進んでいるのはご承知の通りです。これは、医学が進歩すればするほど、必要な知識や経験が膨大となり、一人の先生が全部の科を完全にマスターすることが困難になって来たためです。この専門化が「病気は見るが病人はみない」ような過剰な専門化が進み過ぎたたため、逆に必要な時に必要な専門医を紹介してくれる「かかりつけのお医者さん」の必要性が見直されています。
さて、歯科の標榜の話に戻りますが、驚く事にこれらの標榜のうち、どれを標榜するかは歯科医師の免許を持っていれば自由なのです。別に小児歯科の専門教育を受けていなくても、開業する時に自分ができると思えば「小児歯科」と標榜するでしょうし、矯正の認定などなくても「矯正歯科」を標榜するのは<自由>なわけです。 しかし、これでは患者さんが混乱するだけでないでしょうか??「安全で確実な矯正治療はどこで受けられるのか」わからなくなるのは患者さんです。
このために、日本最大の矯正歯科にたずさわる大学の先生と開業医の集まりである「日本矯正歯科学会」が、ある一定のレベルの専門教育を受け、治療技術を持つ者を「認定医」として差別化しようとしたのが、「認定医制度」です。この認定医の資格を得るための条件には、歯科医師の免許を取った後、歯科大学の矯正歯科に5年以上「常勤」で在籍し、指導医のもとで専門教育を受け、ある一定の論文数と治療症例数をこなし、認定医試験を行って合格すれば「認定医」になる事ができます。この制度は日本で最も権限のある制度で、外国の認定制度で代用になるものはありません。アメリカやヨーロッパなどでは、さらに難しいbordと呼ばれる「名人」に近い制度はありますが、この資格にチャレンジする先生は例外なく「認定医」です。 今や、「矯正歯科の認定医の資格」は矯正がきちんとできる証拠として、最低限のものになりつつある事はご理解ください。開業しながら、あるいは勤務しながら、ちょこちょこっと講習会や大学の研究室に顔を出して、簡単に手に入れられるような代物ではありません。
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ありがとうございました |
2006年9月25日(月)13:49:15返信者:さくさく
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お忙しいところお返事頂きありがとうございました。
私も考え込んでしまいました。 長いお付き合い、長い治療になるので今のままでいいのか、転院すべきか、考えます。
また相談させていただくかもしれませんが、よろしくお願いいます。
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