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受け口と歯列矯正
2006年7月30日(日)02:09:15相談者:FM
私の娘は、受け口と下の歯並びの悪さを指摘されました。小さいうちは乳歯もあり、永久歯に生え変わるまで様子をみましょうと言われてきましたが、12歳になり、永久歯もほぼ生え揃ってきたし、あごの発達もこれ以上はよくならないだろうとの予測のもと、始めたほうがいいといわれました。今通院している歯科の先生は専門外なので専門の先生に相談をするようにといわれました。初めての事なので、よくわからずまだ何処の歯科にするか決めていません。うちの子の場合、どのような治療法になると考えられるのでしょうか?受け口と下の歯列矯正を同時にするのか、別々にするのか、別々なら、治療する期間も長くなるだろうし、費用もかなりになるのか、実際今始めたほうがいいのか始める時期についても知りたいのです。受け口はそんなにひどくないとは思います。以前は上下が合わさった状態だったのが、少し下が前にずれてる感じかなと思う程度なのですが。

Re:受け口と歯列矯正
2006年8月3日(木)19:50:21回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 FM さん、反対咬合の治療についてご質問ありがとうございます。
 まず始めに「受け口の治療」と「歯列矯正」を別々に分けて真剣に考えられているのは良くわかりますが、少し違う言葉を使わせていただきますね!
 同じ内容と思いますが、「咬み合わせの治療」と「歯並びの治療」とさせていただきます。これとは別に反対咬合の原因から「骨格性の反対咬合」と「歯性の反対咬合」という言葉がキーワードです。

 治療開始時期は下あごの成長が重要です。
 実は上あごと下あごはそれぞれ異なる成長パターンを持っています。上あごは脳頭蓋にくっついているので脳神経型の成長パターンに近く、下あごは手足の骨と同じ一般型の成長パターンを持っています。
 脳神経系の成長(脳の大きさ)は、小学校3年生までに、99%終了すると言われています。しかし、身長が一番伸びる時期は、男の子で小学校6年生と中学校1年生、女の子の場合は小学校5年生と6年生です。この時期には身長が年間10センチ近く伸びるのが普通です。この時には、上あごはそれほど大きくはならないのに、下あごだけがどんどん大きくなります。これは反対咬合で、あごの位置に問題のある患者さんにとって、非常に不利な成長です。
 この上下のあごの成長パターンが差が、女の子では小学校5年生から中学校1年生で、症状を悪化させる原因になります。

 もう一つ、同じ反対咬合でも、上のあごが引っ込んでいたり、下のあごが出ていたりする「骨格性反対咬合」のタイプと、上の前歯が内側へ傾斜していたり、下の前歯が外側へ出ていたりするために、前歯の咬み合わせが逆になっている「歯性の反対咬合」があります。この「骨格性の反対咬合」の場合は、前記した身長が大きく伸びる時期に続いて、下あごがどんどん出て悪化してしまう事があります。また「歯性の反対咬合」でも、この時期に「骨格性」へ移行すると言われています。

 従って、反対咬合の治療は身長がグングン伸びる前に、前歯の「咬み合わせの治療」をしておかなければなりません。FMさんのお嬢さんの場合は、すでに12歳ですから、なるべく早く矯正専門のドクターに相談された方がよいでしょう。

 下の歯の歯並びは、上記の前歯の咬み合わせやあごの成長のコントロールの治療の後の話です。全部の永久歯が生え揃ってから行う「歯並びの治療」ですので、まだ少し先の話です。
 子供の場合は、大人と違ってどんどん成長します。従って、いつの時期でも同じ治療ができるわけではありません。我々から言わせると、この小学生の時期はその子の成長を利用してあごの位置や咬み合わせの治療ができる時期です。成長が終わってしまうと、このような治療は不可能になります。まだ、間に合う可能性もありますので、この夏休み中にぜひ矯正歯科を受診して下さい。





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