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歯の色と動きに関して
2007年10月30日(火)09:14:52相談者:amica 【海外】 女性 27歳
いつもお世話になってます。

下顎のみ矯正装置を付けている状態なのですが、かみ合わせが逆に動いてるような気がしてきました。
抜歯した4番の隙間に3番の歯が確かに移動しているような気がするのですが、前歯がなんとなく前より前に出て前歯のかみ合わせの隙間が広くなってるような気がします。こんなことってあるのでしょうか?

また、矯正装置を付けた歯が黄色く見えます。
歯が死んでるとかではないですよね?

いつも自分の先生に聞けばいいと思いながら、口頭より詳細に書けて、好きな時に聞けて便利なので書き込ませてもらってます。
すみません...。

回答 Re:歯の色と動きに関して
2007年11月2日(金)20:22:14回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 amicaさん、こんにちは!まず、歯の移動方向についてのご質問ですね。

 歯にブラケットを装着して、一番先に行なうステップをレベリングと言います。これは、一番細く柔らかいワイヤーを歯に接着材で装着されたブラケットにゴムや細いハリガネで留めて行きます。この細いワイヤーで隣同士の歯が接続されると、次第に歯が移動して一列に近く並んできます。これをブラケットのレベルを合わせるという意味で、レベリングと呼ばれています。この段階では、まだ抜歯した場所にその近くの歯を移動するなどの高度の移動を行なう事はきでません。
 従って、前歯にデコボコがある場合には、これらの歯が真っすぐに並ぶ時に多少前歯が前方へ移動する可能性があります。amicaさんの観察は正しいですよ!
 たとえ、多少前歯が前方へ移動しても、レベリングが終了すると、堅く断面が四角のワイヤーなどのゴムやバネの力に負けないワイヤーを装着してから、ゴムやバネの力を利用して、抜歯した空隙に犬歯から順番に移動を開始します。
 今回は、ちょっと気が早かったようですね!

 また、歯の色についてですが、少し着色しているかも知れませんね。食べ物の色素が沈着したステインの状態か、接着材の一部に着色している可能性があります。しかし、歯髄と言われる神経と血管の入った部分が死んで色が変わっているわけではないと思います。なぜなら、歯にブラケットをつける時の接着剤の影響が歯髄までおよぶ事はないからです。

 amicaさんのように、いつも自分の歯を真剣に見ていてくれると、治療する担当医もやる気が出るのでは!!ぜひ担当医にも聞いて見て下さいね!!
 ひとつお願いですが、ぜひ「amicaの矯正日記」のブログでも書いて見て下さい。僕がコメント入れますので!(笑)できれば、当院のHPとリンクさせて下さい!!ヨロシク!


Re:歯の色と動きに関して
2007年11月5日(月)14:29:20返信者:amica
>>前歯にデコボコがある場合には、これらの歯が真っすぐに並ぶ時に多少前歯が前方へ移動する可能性があります
元から前歯にデコボコ無いのでちょっと不安になりました。
2と3の間に隙間が2mmくらいできて、その分前に歯が出てる感じです(TT)

不安が増したので今日会社帰り、ダッシュで矯正歯科に寄ろうと思います。

そういえばブログ、実は密かに書きたいと思っていたのですが気づいたら始めず終いです。
今からでも遅くないかもしれないのでプライベートで書いてみて公開できそうだったら公開します☆

無題
2007年11月5日(月)14:32:15返信者:amica
追記:
詳しく書くと右側の方が前に出てる感じです。
よく見るとつないでるワイヤーの間隔が違う!?
だからかな?

抜歯後の痺れ
2007年10月29日(月)18:59:13相談者:eri 【愛知県】 女性 22歳
はじめまして
今日矯正の為、下顎の左5番を抜歯しました
午前中に抜歯し、それから7時間は経っているので当然麻酔はきれたのですが、下唇の左半分と左側の顎の痺れが取れません

2日前に下顎の右5番を抜歯したのですが、その時はこのような症状は無かったのでとても心配です
親不知抜歯後の痺れについては聞いた事があるのですが、親不知以外の歯の抜歯で痺れが残る事はあるのでしょうか?
時間が経てば治っていきますか?

回答 Re:小臼歯抜歯後の唇とあごの痺れ
2007年11月2日(金)15:54:14回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 eriさん、こんにちは!その後、しびれはいかがでしょうか?
 私の専門外ですが、解る範囲でお答えします。
 やはり、かなり稀なケースと思います。

 下あごの骨の中心部には、下顎管と言われるトンネルが開いています。この中には太い神経の束と血管が入っています。位置関係を考えると、この下顎管の上に今回抜歯した小臼歯の根が位置しているワケです。この小臼歯の根の位置と下顎管は通常少し余裕のある事が多いのですが、稀に下顎管の直ぐ上に小臼歯の根がある事があり、小臼歯の抜歯によって、神経が押されたり一時的な炎症によって、この神経の働きが鈍くなる事があります。
 このようにして、eriさんのように左半分の唇や皮膚感覚のしびれが出るのではないかと推測されます。この「しびれ」は圧迫されていた神経が自然に復活して、ほとんどの場合は徐々に回復すると言われてします。ただ、その回復のスピードが一週間くらいで治ってしまう事もあるし、数ヶ月かかる場合や数年かかる場合もあります。
 回復する事は間違いないのですが、回復のスピードは様々です。
 術後の経過については、担当医と良くお話し下さい。


タイトルなし
2007年10月23日(火)14:32:57相談者:かぼちゃ 【海外】 女性 30歳
矯正器具をつけて2週間が経ちました。安易に矯正を決断した私にも責任はあるのですが、今になって後悔してます。前歯の差し歯がぐらついていて痛みがあって噛めない・計画や手順が一切説明されない・料金の半額をすでに払ってしまったことが理由です。転院を強く希望してるのですが、料金のことが心配です。多少の被りは覚悟してますが、前医からの返金は考えられますか?

回答 Re:治療開始2週間
2007年10月27日(土)13:31:12回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 かぼちゃさん、こんにちは!
 もうそろそろ痛みは治まってきたでしょうか??
 さて、まだ矯正装置をつけたばかりですから、まだ後悔するのは早いのではないでしょうか??

・「前歯の差し歯がぐらついていて痛みがあって噛めない」
 歯が移動を始める時には、どんなにソフトな力をかけても、咬み合わせると痛みがあります。前歯の現在の痛みが、この歯が移動し始める時の痛みなのか、それ以外に起因するものなのかを確かめなければなりません。これ以上痛みが続いているようであれば、一度担当医に診せて下さい。
 歯の痛みで矯正治療を止めるのは、ホントにもったいないです。

・「計画や手順が一切説明されない」
 これは、患者さんから積極的にお聞きしてはいかがでしょうか?しっかり聞くと、意外に丁寧に説明してくれるかもしれませんので、ぜひ一度お聞きお聞き下さい。

・料金の半額をすでに払ってしまった
 料金をすでに支払ったなら、なおさら治療を止める方向ではなく、続けるためにはどうしたら良いかを考えるべきではないでしょうか?
 
 しかし、かぼちゃさんの中では、現在の担当医はすでに、前医になってしまったようですね!まだ、治療を開始して2週間だからこそ、現在の担当医ともう少し積極的にコミュニケーションをとられてはいかがでしょうか?

 この掲示板での私の役割は、これから矯正治療を考えていたり、実際に治療している患者方が、担当医とのすれ違いや誤解から治療がうまく行かない場合に、うまく行くようにアテンドする事。そして、歯科医学的な知識をなるべく解りやすく解説することで、現在の状態をご理解いただくのを目的にしております。
 しかし、料金は治療の契約上の問題ですから、私のような第3者が口を挟む余地はありません。担当医にお聞きください。



どうしていいのかわかりません。
2007年10月19日(金)14:11:46相談者:まじ萎える↓ 【埼玉県】 女性 22歳
以前5月ころに相談させていただいたものです。
先生におっしゃっていただいたように
いくつか病院をまわり日本臨床矯正歯科医会のメンバー
の先生に相談したところ・・
やはり「ひどすぎる!!」といわれました。
あるお医者様ではひどすぎるけれども横のつながりがあって診療受付ができないともいわれたこともありました。

うけつけてもらえるところでも「あまりにいい加減な先生だから払った料金の一部返金におうじてもらえないだろう。早くしないとどんどん歯をひどくされてしまう。」といわれ

正直19歳から全て自分ではらってきていて
お金がありません。もちろん今も診療代は払っているのですが・・新しい病院代がはらえないと判断し今の病院にかよういつづけましたがやはりどんどんひどくなってきて歯ががたがたになってきました。

もう限界です。弁護士さんを雇うお金もなければ
歯科専門の弁護士さんすらみつかりません。
一部返金をしていただき早く違う病院にうつりたいのですが
どうしたらいいのでしょうか。もぉつらいです。
教えてください。

回答 Re:転院希望
2007年10月21日(日)17:35:15回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 まじ萎えるさん、おひさしぶりです。お困りの様子、お察しします。
 やはり、今の担当医とは「さよなら」する事を早く決断する事が最も重要ではないでしょうか?その上で、これまで支払った矯正料金を少しでも返してもらうように。お願いしてみましょう。すべては、まずこの行動を起こすことから始まります。

 それと同時に、これから診てくれそうな先生を探してください。
 料金は月々分割できるように、事情を話してお願いしてみて下さい。今でも不本意にも現在かかっている先生へ治療費は支払っているのですから!!
 
 このまま、今の医院に通うと言うことは、あなたがその先生の治療を受け入れている事になってしまいますょ。
 きちんと事情を話せば、受け入れてくれる先生もきっと見つかると思います。
 ここは、頑張り時です。このままの治療を続けるくらいなら、数ヶ月装置を調整しなくても、たいして違いはありません。これまで相談した先生で、この先生は信用できそうだなと思ったら、諦めずに何度も足を運んでお願いしてみてください。
 もし、札幌まで来れるようなら、一度当院へ受診されても良いでしょう。もう少し、具体的にアドバイスしますょ。


裏側矯正
2007年10月11日(木)18:05:50相談者:ortho 【海外】 女性 31歳
お尋ねいたします。
私は現在裏側矯正を海外にて致しております。
こちらの先生がSTBを使おうという事でそのようにしていただいているのですが、
小臼歯まではstbで奥歯の上下2本が通常の裏側矯正器具となぜか複合使用されています。
通常そのような事はありえるのでしょうか?
よろしくお願いいたします

回答 Re:裏側矯正装置の混合使用
2007年10月21日(日)17:29:48回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 orthoさん、こんにちは。舌側矯正のご質問ですね。
 私自身は舌側からの矯正治療を行なっていませんので、解る範囲ですがお答えします。

 STBというのは、舌側矯正システムSTb(Scuzzo-Takemoto bracket)で、「快適で、速く、確実な治療システム」を実現するために、イタリアの矯正医Dr スクッゾと竹元京人先生 (E-LINE 矯正歯科、東京) が共同で考案、開発した矯正装置です。

  http://www.lingualortho.net/effect/

 HPでは、唯一無二のすばらしい装置のようにうたっており、確かにかなり優れた装置のようですが、数ある矯正シムテムの一つと考えて良いでしょう。
 これらのシステム化された装置は、最初から、あまりワイヤーを曲げて装着しなくて良いように、ブラケットの高さや傾斜、ネジレがあらかじめブラケット自体(ブラケットは歯に接着する小さな部品)に組み込まれています。
 従って、このシステムを使用する場合には全部の歯に同じコンセプトの装置(ブラケット)を使用する事が原則となります。

 しかし、他のシステムの製品であっても、ブラケットの厚みや傾斜、ネジレのデーターが同一の場合があります。この場合には、勿論他社の製品であっても使用が可能です。
 また、わざと少し異なったネジレや傾斜を与えたい場合には、他社の製品を使用する事もあります。

 このように、私も含めて、矯正装置の選択はそのドクターによって臨機応変を良しとすする事が多いのはご理解下さい。
 装置の混合使用の詳細に関しては、担当の矯正歯科医に直接お聞きすれば、答えていただけると思います。


Re:裏側矯正
2007年12月19日(水)21:17:10返信者:ortho
先日はご丁寧な回答をありがとうございました。
海外での矯正歯科の先生とのコミュニケーションに問題はありませんが、このように日本の先生に相談にのって戴けると本当に安心致します。
こちらの書き込みを拝見して私も同じ問題が時々生じるのです。
その問題は奥歯のワイヤーがよく外れるのです。
堅いおせんべいを食べていて3箇所外れたときは
さすがに翌日一番にクリニックに参りましたが・・・。
歯間ブラシやデンタルフロスを駆使して歯磨きをしておりまして、時折デンタルフロスの勢いあまってかワイヤーが外れるようです。
奥歯のワイヤーは石膏のようなものできちんと固定していただいているので、先生の腕を疑うというより歯磨き方法に問題があるようです。どのようにすればよいでしょうか?
また、モノグサさと仕事の忙しさのためワイヤーが外れた直後にクリニックに行くのが億劫に感じ、ついつい次の予約の日まで我慢してしまうのですが、やはりできるだけ早く直していただいた方が歯を正しく動かす為にも良いのでしょうか?
よろしくお願いします


子供の矯正について
2007年10月10日(水)09:11:58相談者:りなまま 【千葉県】 女性 39歳
こんにちは、初めて投稿致します。6歳小学校1年生の娘の受け口の事です。よろしくお願い致します。歯が生え始めた頃から、下顎がでている軽い受け口で、その為、一部の歯が、噛み合わせが悪く、ぶつかり削れてくるような感じでした。母親の私も、幼児期は同様で、生え換わりの時期に自然に前歯が出て、矯正なく終わりましたので、特別、心配しておりませんでした。娘は下真ん中の歯2本が生え換わり、半年ほどした現在、上前歯が、1本抜けている状態です。ですが、永久歯の先が見えるようになると、どう見ても、下顎の方が前に出ており、このまま、永久歯が出てくると、また、下顎前突になってしまいそうなのです。素人判断ですが、顎も私と同様しっかりしており、歯の大きさや向きもあまり、問題があるようには思えません。この生え換わりの時期に矯正してしまえば(上顎を前に出す?)後は問題なさそうなのですが、今この時期に、矯正歯科の門をたたくべきか、迷っております。ご意見をお聞かせ下さい。

Re:子供の矯正について
2007年10月11日(木)23:47:58返信者:りなまま
追記です。娘の顎は口を閉じていると、わかりませんが、やはり、骨格性の下顎前突だとおもいます。今のところは前歯の4本が、当たるまたは、受け口になっており、一部、乳歯が削れてきています。やはり、前歯4本がはえかわるまで、待った方が良いのでしょうか?

回答 Re:反対咬合の子供の矯正治療開始時期について
2007年10月21日(日)17:25:53回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 りなままさん、こんにちは。解答が遅くなってゴメンなさい。
 6歳で上下の前歯が交換中の微妙な時期のようですね!
 以前にも、この掲示板でお答えしておりますが、反対咬合には、その原因によって「骨格性」と「歯性」があり、初診時の段階でこの2つがどの程度の割合かを判定する必要があります。

 「歯性」は、上の歯が内側へ傾斜したり、下の歯が外側へ傾斜したりして反対咬合になっているものを言います。治療は上の前歯を外側へ押し出したり、下の歯を内側へ移動すれば治るわけです。下の歯が外側へ押し出されている場合には、舌で前歯を押す癖が関係している場合がありますので、舌の悪い癖(舌癖:ぜつへき)を止める事が必要な場合もあります。
 「骨格性」は。上あご自体が引っ込んでいたり、下あご自体が大きく前方へ突き出して反対咬合になっている場合です。この治療は下あごをこれ以上前方へ成長させないようにしたり、上あご自体を前方へ移動する必要があります。このため、帽子状の大きな装置を使用する必要があります。

 これら「歯性」と「骨格性」の鑑別は、矯正歯科医でエックス線規格写真(通称セファロといいます)を撮影しなくては、お口の中だけを見ただけではなかなか難しいです。
 さらに、反対咬合の場合には、女の子は小学校5〜6年生で1年間に10cm近く身長が大きく伸びる時期(思春期性のスパート)に、本来は「歯性」であっても「骨格性」に移行する事が判っています。従って、前歯の咬み合わせは、このスパートの前に、あらかじめ治しておかないと、症状を悪化させてしまうと言う事ができます。
 ただし、下あごや上あごの成長の平均は判っているのですが、そのお子さん個人の成長予測はかなり難しいとされています。

 従って、上下の前歯4本が生え揃う、小学校1年生から2年生の時期に、一度、矯正歯科医に診せていただいた方が、治療開始時期を判定するには良い時期と言えます。
 りなままさんのお嬢さんも、そろそろこの時期にさしかかっているようですので、御自分やお嬢さんに合った矯正歯科医探しを、そろそろ始められた方が良いでしょう。
 どのような治療をどの時期からするのがベストかは、拝見させていただいた担当医から十分説明を受けて下さい。
 少し長くなりましたが、今後に矯正治療の全体像を把握いただけたら幸いです。



Re:子供の矯正について
2007年11月1日(木)22:31:54返信者:りなまま
ご回答頂きまして、ありがとうございます。転勤を1〜2年後に控えている事もあり、矯正歯科の門をたたくのをためらっておりましたが、背中を押して頂きました。お忙しい中、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

歯はどうやって動くのでしょう?
2007年10月1日(月)10:38:55相談者:amica 【海外】 女性 28歳
前に4番の抜歯に関して問い合わせた者です。
(結局安全を考えて口腔外科で抜きました)

先日下の歯にブラケットを付けたのですが、細いワイヤーでくくったような状態です。

抜いた4番の歯のスペースを埋めるという話なのですが、前歯も若干痛いのですが5番の方が痛いです。上手く説明できないのですが、歯が動いてる気配ないのにただ痛いのです。
これで本当に動くのですか?

回答 Re:歯はどうやって動くのでしょう?
2007年10月4日(木)15:54:57回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 amicaさん、こんにちは!歯の動くメカニズムについてのご質問ありがとうございます。今日は4日ですから、書き込みから3日たったので、そろそろ痛くなくなって来たででしょうか?

 歯の痛みに関しては、その患者さんによってかなり異なるようです。
 歯の移動の初期は、歯の根の周りの歯根膜が移動する側が圧迫さ、移動する方向と反対側で引きのばされる減少が起きます。この圧迫された側に破骨細胞という骨を食べてしまう白血球のようなアメーバーのような細胞が出現して骨の吸収が起こります。また、移動方向と反対側の引き延ばされた方には造骨細胞が出現して骨を作り始めます。通常はこれらの破骨細胞や造骨細胞は歯根膜の中には多くは存在しないのですが、歯に力がかかると最初にこれらの細胞を呼び出す物質(神経伝達物質 プロスタグランジン、セロトニンなど)が出現します。これが、痛みも一緒に出してしまうために、歯の移動が始まるまでの間は痛みが出てしまうと言われています。
 従って、この痛み物質が出ないようにしてしまうと、結局、破骨細胞や造骨細胞も出てこなくなって、歯の移動も起こらなくなってしまいます。
 さらに、歯の移動はこの歯の周囲の骨が溶けたり、新しく出来たりして起こるので、あまり早くは動かす事ができません。かなり大雑把ですが1ヶ月に1mmくらいとも言われています。このため、矯正装置を装着して、まだ数日であれば歯の動きは実感できないのは無理もありません。
 歯の痛みは骨を溶かす細胞や骨を作る細胞が出現して、歯根膜の性質が変わると潮が引くように自然になくなります。子供の場合は3、4日。大人でも約1週間以上痛みが続く事はありませんのでご安心下さい。
 「細いワイヤーでくくったような状態」と表現されていますが、なるべく痛くないように、かなり細いワイヤーを使用しているようですし、治療自体は心配ないと思います。
 多分、上下の歯を咬み合わせると痛いと思うので、痛みのある間はあまり咬まなくても飲み込めるものを食べるようにして下さい。
 これを読むころには、あまり痛くなくなってしまっているかも知れませんね!
 また、不安な事がありましたら、書き込みお待ちしております。


Re:歯はどうやって動くのでしょう?
2007年10月11日(木)11:05:01返信者:amica
先生、お忙しいところ回答頂きありがとうございます。

実は5番が痛いのがかなり不安で歯科に行って聞いたら歯を回転させていたみたいです。最初に説明してもらってたら不安にならなかったのに...と思ったので次回からきっちり歯の動きまで聞こうと思いました!
でも先生のおっしゃるとおり痛みはなくなりました!
痛みの原因が分かって勉強になります。

で、痛みが無くなったら歯が動いてないんじゃ...と思いはじめて不安になってきたんですが、
>>1ヶ月に1mmくらいとも言われています。このため、>>矯正装置を装着して、まだ数日であれば歯の動きは実>>感できないのは無理もありません
これを読んでなるほど...。
でもこれじゃあ1年半で治るのか不安です。。。

しかも2と3の間に隙間ができてきてるのは気のせい?
変なとこも動くのでしょうか?

回答 Re:歯はどうやって動くのでしょう?
2007年10月21日(日)17:22:56回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 痛みがなくても、歯は移動中ですョ。また、痛みは時々痛くなったり、痛くなくなったりを繰り返して、数ヶ月すると、ワイヤーを交換した数日は痛いですが、それ以外はほとんど痛む事はなくなります。

 また、移動距離についてですが、月に1mm動けば一年半では16mmの計算になります。抜歯した空隙は通常7〜8mmですから、単純計算すれば十分移動が終了できるハズです。実際の歯の移動は、こんなに単純ではありませんが!!(笑)
 ただし、移動した歯は新しい位置を安定化させるために、ある程度の期間、新しい位置に固定して、歯の周囲の骨が十分出来上がるの待つ必要もあります。このため、私の場合は、あと6ヶ月追加して、歯の移動に必要な期間は約2年と患者さんにはお話ししてあります。特に、amicaさんのように歯を回転させたような場合には、また後戻りしやすいので注意が必要です。

 「2と3の間に隙間ができている。変なとこも動くのでしょうか?」
 とのご質問ですが、そのとおりです。患者さんにすれば「変な所」も動きます(笑)。
 全部の歯をつなげて移動しているので、ある一本を移動しようとすると、その余波が隣の歯やその隣の歯と、どんどん広がって行きます。ですから、少し離れた歯に隙間が出来たりする事は良くあることですので、全然心配ありまぜん。

 以上、また不安な事があれば、書き込みお待ちしております。


子供の矯正
2007年9月28日(金)10:58:35相談者:sakusaku 【福岡県】 女性 30歳
はじめまして。9才の息子の矯正時期で相談が。
私自身歯並びが悪く息子も同じような感じで生えてます。
私は歯が大きく抜歯してからの矯正でないとむりでした。息子も歯が大きく八重歯が前歯に重なって生えてきてます。おそらく私と同じ生え方なのでたぶん抜歯しないと入らないと思います。私は矯正しそびれて後悔してます。以前息子のことで矯正の先生に1度相談しましたが今すぐ始めたほうがいいとのことでしたが矯正も時期があり抜歯の必要な場合はある程度生え揃ってからがいいとも聞いたことがあります。今はじめても歯が入るスペースがないのにする必要があるのでしょうか?息子はあごが細く今の歯の大きさだと抜歯しないと入らないのは見てわかります。(独身時代少し歯医者に勤めてたので)今からすればスペースができるから・・と言われましたがそんなにあごが大きくなるの?という疑問もあります。多少の並びの悪さならわかるけど息子の場合はかなり重なります。
臼歯が生えてくる前にはじめて意味があるのか、早いうちに器具をつけたら検診代もかかるし矯正期間も違ってきます。
早くしてほんとに意味があるのかメリットがあるのか知りたいです。

回答 Re:永久歯が生え揃っていない子供の矯正で何ができる?
2007年10月4日(木)15:14:48回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 sakusakuさん、こんにちは!初期治療のメリットについてのご質問ありがとうございます。
 さて、確かにあごに対して歯が大き過ぎて歯並びが悪くなる場合には、歯の本数を減らさなければならない場合も多いのは事実です。そして、歯を抜いて治療する時期は第二大臼歯(12歳臼歯)が生えてから行なう事が多いのもその通りです。

 しかし、
1.上下のあご自体の位置異常がないこと
2.現在生えている永久歯のでこぼこによって、咬み合わせがズレていないこと
3.口で呼吸する癖や舌を突き出して飲み込む癖、ツメ咬みや頬杖などの悪習癖がないこと
4.その他、第一大臼歯(6歳臼歯)の位置に問題なく、永久歯の先天欠如や埋伏などの病的な症状もないこと

 おおまかに挙げて以上の点の条件を満足する場合には、第二大臼歯の生え揃う中学生になってから、抜歯して治療しても良い場合があります。しかし、上記の条件は我々矯正歯科医が最低限レントゲン撮って拝見しなければ解らないことばかりなのです。
 逆に考えると、上に挙げた項目に問題のある子は初期治療を行なって、これ以上悪くなるのを防ぐ、抑制矯正治療を行なう必要があります。これが、まだ乳歯が残っているうちに治療を始めた方が良い理由です。

 子供の場合は成長と言う大きなエネルギーを持っていますので、このエネルギーを正常な軌道に乗せることと、このエネルギーを利用して上下のあごの位置異常を治してしまう事もできます。条件が整っていれば、上の奥歯を後退して上の犬歯の入るスペースを作り、上下のあごと奥歯の位置を整えるような一石三鳥のような治療も可能な場合もあります。
 歯が大きいことばかりに目を奪われて、この成長のエネルギーを利用できる大切な時期を見逃してしまわないようにご注意下さい。
 さらに、sakusakuさん自身の治療もこれからでも決して遅い事はありません。一生ご自分の歯で咬み、楽しい食事をとれるように、ぜひ治療をご検討下さい。


Re:子供の矯正
2007年10月5日(金)14:20:49返信者:sakusaku
>はじめまして。9才の息子の矯正時期で相談が。
>私自身歯並びが悪く息子も同じような感じで生えてます。
>私は歯が大きく抜歯してからの矯正でないとむりでした。息子も歯が大きく八重歯が前歯に重なって生えてきてます。おそらく私と同じ生え方なのでたぶん抜歯しないと入らないと思います。私は矯正しそびれて後悔してます。以前息子のことで矯正の先生に1度相談しましたが今すぐ始めたほうがいいとのことでしたが矯正も時期があり抜歯の必要な場合はある程度生え揃ってからがいいとも聞いたことがあります。今はじめても歯が入るスペースがないのにする必要があるのでしょうか?息子はあごが細く今の歯の大きさだと抜歯しないと入らないのは見てわかります。(独身時代少し歯医者に勤めてたので)今からすればスペースができるから・・と言われましたがそんなにあごが大きくなるの?という疑問もあります。多少の並びの悪さならわかるけど息子の場合はかなり重なります。
>臼歯が生えてくる前にはじめて意味があるのか、早いうちに器具をつけたら検診代もかかるし矯正期間も違ってきます。
>早くしてほんとに意味があるのかメリットがあるのか知りたいです。

ありがとうございます。助かりました。
息子は鼻炎がり口呼吸です。そのこともちらっとはなしたので早めに・・ときっと言われたのですね。6歳の時に鼻が悪いことを知りずっと治療してきました。けど鼻が詰まってなくても口で呼吸してしまう癖もあるので近いうちもう一度相談に行ってきます。ありがとうございました。

再矯正
2007年9月25日(火)17:42:20相談者:まあや 【東京都】 女性 42歳
非抜歯矯正で拡大中より特に上顎の圧迫感があり、顎や首や背中残りがひどくなりました。欠損部分もあることより再矯正を考えておりますが、小臼歯を抜いた後の気になる話がありますので質問させてください。
第一小臼歯は精神を安定させる役割がある。
重心にかかる力を抜く。
抜いて視力が悪くなる
(小臼歯抜くと視神経に集まる過度な負荷が蓄積されるらしい)
以上の内容は真実ですか?
よろしくお願いします。

回答 Re:非抜歯治療と肩こりの関連と抜歯の精神や視神経へ
2007年10月4日(木)12:45:00回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
a@まあやさん、初めまして。日本矯正歯科学会(大阪)と日本臨床矯正歯科医会北海道支部の市民公開講座が続いたため、解答が遅くなってゴメンなさい。
 さて、なかなか難しい問題を抱えているようですね!

 まず、「非抜歯矯正で拡大中より特に上顎の圧迫感があり、顎や首や背中のコリがひどくなりました。」とありますが、あごや首、背中のコリと、矯正治療の因果関係がはっきりしているワケではありませんので、これを直接結びつけて考えるのは危険です。
 物を咬むための筋肉「側頭筋」「咬筋」「内側翼突筋」「外側翼突筋」は大きさは大きくありませんが、非常に瞬発力のある筋肉で、一かみ数十キロの力が出る筋肉です。また、首や肩の筋肉は4〜5キロもある頭部を支える大きくて非常に持続力のある筋肉です。この2つの少し性質が異なる筋肉群が互いに連携や影響を及ぼしているだろうと言う事は容易に見当がつきますが、まだはっきりと因果関係が立証されているワケではありません。従って、非抜歯の矯正治療が首や背中のコリと直接結びつけるのは、少し無理があるというのが、現在の考え方です。ましてや、抜歯して治療すると「筋肉のバランスが崩れるので、非抜歯での治療を行なった方が良い」と言っている先生もおりますので、ますます話は複雑になります。

 ご質問の
・第一小臼歯は精神を安定させる役割がある。
・重心にかかる力を抜く。
・抜いて視力が悪くなる (小臼歯抜くと視神経に集まる過度な負荷が蓄積されるらしい)

 というのは、飛語流言のたぐいです。
 まったく箸にも棒にもかからないというのは、この事でしょう。
 第一小臼歯を抜くと神経が不安定になるのであれば、私が抜歯して治療した患者さんは、みんな神経が安定していないのでしょうか?また、視神経云々に関してのお話は、前世やオーラの方がよほど納得できる話だと私は思います。
 皆様の賢明なご判断をお願い申し上げます。


開咬でインプラント矯正です。
2007年9月10日(月)15:36:10相談者:さっちまん 【兵庫県】 女性 44歳
15歳の女子。かかりつけの歯科医院で開咬と診断されました。月に二度来る矯正のDrに治療をお願いしました。最初は手術が必要と言われたのですがその後矯正だけでいけるといわれました。上前歯(4番目?)を2本抜きました。その後インプラント矯正が必要と言われました。歯科の先生は矯正のためのインプラントを入れるのは初めてと言うことで少し悩んだのですが普通のインプラントはたくさんやっておられるようですし何より長年お世話になり信用しておりましたのでお願いしました。おととい上顎に設置したのですが夕べからぐらつきだし痛みも出たので今朝撤去しました。もう片方はきちんと入っています。入れ替えは骨が再生するのを2ヶ月ほど待って再度入れるといわれました。どうも位置が低すぎて骨が薄い部分だったようです。後々奥歯を落とす矯正も必要なのでインプラントは不可欠のようです。両方のDrを信じてお願いしようと考えているのですが、不安なのは色々手を入れた後外科的でないと無理という結果になることです。開咬はインプラントで必ず直せますか?おしえてください。

回答 Re:インプラントで開咬は必ず治せるか?
2007年9月14日(金)20:37:43回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 さっちまんさん、こんにちは!難しい質問ありがとうございます。
 まず、矯正治療に限らず、人間の体を扱う「治療」には、必ずという事はないとお考え下さい。
 色々とイジられて、やっぱり手術というのは嫌という気持ちは解りますが、ではインプラントの可能性を捨てて、最初から手術を選択すべきだったのでしょうか? 担当医としては、手術しなくてもインプラントで治療できる可能性があるので、患者さんの同意が得られれば、インプラントでの治療を行ないたいと言うことだと思います。従って、少しキツいですが、インプラントを使用しても、後でやっぱり外科処置が必要という事になる可能性があると言う事はご理解下さい。
 少し角度を変えると「インプランントを使ったから100%治る」とか「手術をしたから100%治る」という考え方自体がいかがなものでしょう??手術やインプラントは治療の手段を表しているだけで、開咬の原因に言及しいるワケではありません。
 開咬の原因を除去すれば、絶対に治るという事は言えるかも知れませんが、B先生が治療するとインプラントを使っても、手術しても治らないが、Z先生が治療するとインプラントも手術もせずに治るというのが、より現実に近い考えた方と思います。
 私はインプラントを使用する矯正治療を、韓国のペク先生に始めて見せていただき感動しました。その後、ペク先生はアメリカでも教壇に立ち、日本でもインプラントを使用する矯正治療についての講習会を開いていますが、本当に見事な症例ばかりでとても素晴らしい矯正センスをお持ちの先生です。北海道で勉強会を行なっていただいた時に、私が裏方をさせていただき、いろいろとお話もさせていただきました。しかし、同じインプラントを私が使ったからと言って、ペク先生と同じように、全ての症例を素晴らしく仕上げる事ができるかというと話は別です。
 少し、解っていただけたでしょうか?
 今のさっちまんさんのお気持ちは、ぜひ以前からお世話になっている一般歯科の先生と矯正歯科医にもお伝えしておいた方が良いでしょう。直接言いにくい場合には、手紙かメールを使ってみて下さい。担当医も頑張っていると思いますので、今、患者さんの気持ちを伝えておく事は、今後とても重要な事です。


Re:開咬でインプラント矯正です。
2007年9月15日(土)14:29:05返信者:さっちまん
回答いただきありがとうございました。“必ず”なんてことばを使って恥ずかしいです。インプラントをすると言われてから一週間、セカンドオピニオンを取らなくていいのかと悩み、任せしよう!と決心したはずなのにやり直しとなり、とてもナーバスになっていました。医学においてもそのほかのことでも“絶対”なんてありませんね。技術的にすばらしい先生を納得いくまで探すなんて事は今の状況では難しいです。(時間的にも経済的にも)今の治療計画に問題さえなければ、縁があってお世話になった先生方を信じてお任せするのが自然と思えてきました。手術をしてしなくても治せそうです、と言われた時感じた心から感謝する気持ちを思い出しました。心配するだけじゃなく家でできる事をできるだけ試してみます。とりあえずぽかんと口を開けて寝ている娘の口呼吸を直し、舌や唇の筋トレもはじめようと思います。ユーミーパタカラは持っているのですがインプラントを入れたらつかえなくなってしまったので何か他に良いトレーニング法があればおしえてください。

回答 Re:開咬の原因論
2007年9月21日(金)13:12:34回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 さっちまんさん、とても嬉しいお返事ありがとうございます。
 私がお答えした以上にご理解をいただき、驚いています。とても頭の良い方でさらに勉強もされているようですね!!

 ここからは、開咬という症状の成り立ちについてお話しします。私の私見もありますので、参考にできる所があれば幸いです。
 さっちまんさんのおっしゃるように「ぽかんと口を開けて寝ている娘の口呼吸を直し、舌や唇の筋トレもはじめようと思います。」という事が開咬の治療の最も重要な第一歩になると私は考えています。

 開咬の形態的特徴として、下あごの後方回転、上下臼歯の高位、上下前歯の低位(低位、高位は咬合平面に対して)が挙げられます。
 インプラントはこの臼歯の高位を骨の中に圧下する方向に移動して低くして咬み合わせを閉じ、さらに後方回転している下顎自体を逆に前方へ咬み込ませて咬み合わせを深くするために使用します。これは、開咬の形態的特徴から考えると非常に有効な方法で、上手い先生がやると劇的に治ります。しかし、下あごの後方回転や上臼歯の高位、上下前歯の低位の原因自体を除去する事にはなっていないのです。
 開咬の患者さんのほとんどの方は、舌を突き出して飲み込む癖と口呼吸を伴っています。実はこの舌の癖と口呼吸が開咬の「鶏と卵」なのです。
 
 まだ歯が生え揃わない乳幼児のおっぱいの飲み方は、上下の歯茎の間に舌を差し込んで上あごと舌の間に乳首を加えて吸いながら飲み込みのが普通の飲み込み方です。この時、もちろん上下のあごが咬んではいません。言い換えると上下の顎を咬まずに上下の歯茎の間に舌を突き出して飲み込むワケです。
 生後7から8か月になると下の前歯が生え始め、1歳半くらいには一番奥の乳歯以外の乳歯がだいたい生え揃って来る子が多くなってきます。上下の歯が生え揃って来ると、飲み込む時には上下の奥歯を咬んで、舌は上あごに押し当てて飲み込むようになります。
 つまり、おっぱいを飲んでいる時と歯が生え揃ってからでは飲み込み方が異なります。乳幼児の飲み込み方を乳児型嚥下、歯が生えてからの飲み込み方を成熟型の嚥下と言います。この2つの飲み込み方の支配神経は乳児型が顔面神経、成熟型が三叉神経(咬む筋肉の支配神経)と全く異なっています。この乳児型の嚥下が歯が生え揃ってからも続くと、上下の前歯は舌でこじ開けられて開咬が生じます。前歯が開いてしまうと、逆に舌を差し込まないと陰圧にできないので、常に舌が突出するようになるのが、一つの開咬の病因論です。

 また、口で呼吸する癖も開咬の大きな原因の一つです。
 口を開くと言うことは、上下の奥歯が咬み合っていない事を意味します。すると上下の奥歯はどんどん伸び出してきてしまうのです。上の奥歯は下方へ伸び出し、下の奥歯は上へ伸び出して、どんどん前歯は開咬が増悪します。さらに、奥歯が伸び出すと言う事は下あごが後方へ回転する事を意味します。

 また、口で呼吸するために、口腔内で気道を確保するために、舌は低位になり徐々に舌の筋肉に力がなくなって行きます。このため、さらに舌を上方へ持ち上げるのが苦手になり、前方または側方へ突出する事になります。
 このように、何重にも開咬への悪循環が始まることが想像できるでしょうか??
 この悪循環は「おしゃぶり」などの長期間の使用や「指しゃぶり」によっても、始まってしまいます。



回答 Re:開咬の成り立ちと舌や唇のトレーニング
2007年9月21日(金)13:14:28回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 この結果、奥歯だけが伸び出してしまうので、口蓋に対して歯槽部分が伸び出してしまうので口蓋が高く、上顎の横幅の成長が舌の低位によって減少して、上あごが狭くなってしまいます。さらに上下の前歯は上下に開くだけでなく前方へも突出しますから、上下顎前突になる事が多く、上の歯列弓はV字型を示すようになります。この前歯の突出によって、さらに口が閉じずらくなり、口がぽかんと開いてしまうワケです。口が閉じずらく、いつも開いていると、唇の筋肉も弛緩してさらに口唇の閉鎖は困難になって行きます。

 ここまでの悪循環のいくつかは、さっちまんさんのお嬢さんにも当てはまっているのではないでしょうか?これらの悪循環を断ち切るためには、歯の位置や咬み合わせを治すことによって自然に機能も回復するという意見と、舌の癖や口呼吸、舌や口の筋肉のトレーニングを行なってこれらの癖自体の頻度を減らし、筋肉にも力をつける事を先に行なわなければ治療は難しいと考えるグループがあります。私の場合は、形態を先に治療しても舌の異常運動や唇、舌などの筋力の低下がある場合には、せっかく治療した歯並びが再び悪くなりやすいと考えています。

 私が大学病院にいた頃(今から17.8年前)は、舌を突き出さないように下の歯の裏側に針金を使ってフェンスやトゲ(クリブ)をつける装置(タングフェンス、タングクリブ)を使用していました。この装置を装着すると開咬は一時的に落ち着くのですが、3年以上装着した後、装置のフェンスやトゲ(クリブ)を小さくしていくと、また開咬が再発してしまいました。このため、私が開業してからはこの装置を単独で使用した事がありません。これらの経験から、舌の癖や口呼吸はそれ自体を治さなかれば開咬の原因自体がなくならないので、開咬は治らないのではないかと言う結論にたどりつきました。

 このために、舌の筋肉、咬む筋肉、唇の筋肉を総合的にトレーニングを行なって、今ある癖を止めると言うよりも、新らしい癖をつける練習を行なう事にしました。
 これが、MFT(maio-fanctional thrapy)です。

 MFTはアメリカで言語療法師の方達が言葉のトレーニングを行なっている間に、歯並びみに変化が起こって来る事を発見した事が始まりと言われています。これを体系化して歯科衛生士が矯正歯科の外来でトレーニングができるようにしたのが、ジックフーズ夫妻で、日本では神奈川の「おおの矯正歯科」の大野粛英先生が日本での中心になっています。
 舌のトレーニング法は、このジックフーズと大野先生のものが主流ですので、これを外さないようにされるのが、私のアドバイスです。
 パタカラなどの機具を使用した方法にも一理ありますが、それだけでアレルギーまで治るとか、表情筋のトレーニングは意味がないなどの開発者の失言(思い上がり)で、私はお勧めしておりません。

 MFTは経験のある歯科衛生士がどうしても必要ですので、誰でもできるというワケではありません。ぜひ、担当の矯正歯科医にMFTについてもお聞き下さい。長くなってゴメなさい。少しでもお役に立てれば嬉しいです。



ありがとうございます。
2007年9月26日(水)17:31:52返信者:さっちまん
丁寧な説明をいただき感激しています!ありがとうございました。
口呼吸や舌癖で開咬になってしまう様子がリアルにイメージできました。
娘の場合去年の2月の歯科検診で異常なしだったのが10月の時点で開咬と診断されました。実際その半年で下あごが後退して写真など見るとドキリとするほど人相が変わってしまいました。成長に伴う骨格の急激な変化で短い時間に進む事もある、と言うような説明がありました。
矯正の先生も舌癖や口の周りの筋力がない事を指摘をされましたが、筋力をつけるグッズなども売っているみたいですね・・・と言われた程度で、トレーニング指導はありません。
次回の診察のときMFTについて考えをお聞きしてみたいと思いますが今の歯科医院で指導を受けられる可能性は低いと思われます。他の施設を紹介してもらえたら一番良いのですが。
もしそれも無理だった場合、以前見つけたサイトに“口のまわりの筋機能療法”としてトレーニング方が詳しく書かれていましたのでそれを参考にしながら自宅で訓練する可能性について考えています。
誰にでもできるわけではない、とのご指摘もありましたが、最終手段として、まず私がマスターし娘に指導できればと思います。
そのほか鼻呼吸を誘導するため就寝時に使うテープとブレストレーナーを注文しています。
到着次第はじめようと思っています。

今回の開咬の件では何気ない習慣が体に与える影響を痛感しました。
娘には少しつらい思いもさせますが今まで病気1つせず元気で育ってくれた事に感謝し、これからも元気にいられるために色々学ぶべき時なのだと受け止め、前向きにがんばっていこうと思います。
またお力をお借りする事もあると思います。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。



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